文化の家キッズワークショップ&演奏会 魔法使いの庭

2011年11月27日

長久手町文化の家

企画 日置菜津美

子供対象の物語というと、「簡単」「分かりやすい」「楽しい」といったポジティブなものが多い。逆に「難解」「不気味」「悲しい」といったネガティブなものは子供向けには敬遠されがちである。しかし実際の子供達は不思議なものや怖いもの、シュールなものにはとても興味を持つ。 提供の仕方を工夫すれば子供向けでないと思われる物語も、彼等なりに内容を受け止め楽しめるのではないか。そう考え、朗読演奏会を企画し、長久手町文化の家に持ち込んだ。 けして華やかではない音楽、切ない結末の物語に、子ども達は真剣に耳を傾けていた。これからこの物語は子ども達にどう響いていくのだろう。

 

 

今回舞台となる庭を造る美術ワークショップも同時に開催した。子供達に物語の冒頭を聞かせた後、パッチワークの巨大な布〔9m×9m〕を一緒にひく。これは観客と演奏者を同じ空間を共有し、さらに子供達に音楽室の雰囲気が変わる瞬間を見せることで、物語の世界に引き込むためである。その後それぞれがイメージした庭を制作していき、作ったものをレイアウトをする。 身長の何倍もの大きさの木や、虹、小さな花や虫を作るなど様々であった。およそ二時間で作り上げられたそれらは、私達の想像をはるかに超えるすばらしい作品ばかりであった。 今回、この美術ワークショップは大変人気であった。しかしその背景として、子供たちは学校や家では工作が自由にできないとの現実があった。これについては新たなプロジェクト企画が必要である。

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